芥川龍之介先生の作品。
禅知内供の鼻の話。
鼻が長いのはおかしいが、
短くなると、
その鼻も人の目につく。
利己主義の話だったと思う。
私はどちらにせよ人の目につくなら、
自分の納得するほうが人生は得である。
ただ、人は自分が思っているほど、
見ておらず、
噂は75日もすれば次の噂に移る。
今はSNSですぐ忘れられる。
クレオパトラの話は、
そこから、
芥川龍之介先生の『鼻』を思い出しました。
クレオパトラの鼻が短ければ、歴史が変わったかもしれない。
たしか、『人間は考える葦である。』と言ったパスカルの言葉。
しかし、私はクレオパトラの鼻が人々を魅了したのは、
偶然でなく、必然であると思う。
昔、恩師が教えてくれた。
「反応に偶然はない。偶然というには、
あまりに出来すぎている。
だから、物事が起こるのは必然だ。」